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第1632回 夜間例会


本日のプログラム : ピパットさん送別会

○会長挨拶 本日のゲストを紹介します。 ・村上 寛 会員 ご息女 さやか さん

・米山奨学生 カーンジャナクンカムトーン ピパット さん  ご家族の皆さま、ご友人の皆さま

○ピパットさんのお母様からのご挨拶

 このたび、息子のためにこのような会を開催してくださり、ありがとうございます。また、奨学金もいただき、そのおかげで息子が大学院を卒業できることになったことを心より感謝いたします。  小さい時からかわいい子で、幼い頃は幼稚園から小学生の頃まで、学校に行く前にウルトラマンの本を見ないと学校に行かない子でした。  先生に「キラくん、毎日学校に遅れていますよ」と言われ、私は「先生、それはしょうがないです。彼は変身しないと学校に行けない子ですから。」と答えました。  学校から帰ったあと、一日中、ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムなどの日本のアニメばかり見て遊んでいました。ウルトラマンや仮面ライダーのおもちゃを与えればいうことを聞いてくれる子供でした。泣いている時もおもちゃを与えればすぐ泣き止みましたし、とても育て易い子でした。(ピパット変身ポーズ!)  本日は、ピパットの送別会を開催していただき、本当にありがとうございました。

○ピパットさんからお礼り挨拶  母がどのような人かというと、四六時中ふざけている人です(笑)。ですが、真面目な相談をしたいと言うと、真面目に話を聞いてくれます。そんな母ですが、母が私をとても愛してくれているのだなと思うエピソードがあります。  当時、私が大学2年生の時、初恋をしたのですが、完全に振られました。その時、毎日自殺しようと考えていましが、母がこういう話をしてくれました。母は、私が生れた時は、父が計算機の販売をしている会社で割と儲かっていたのですが、賭け事に嵌り私が生れた直後くらいに破産してしまいました。その時は家に1バーツ(3円程度)も無い状態で、私が妹を抱っこし母が私と妹を抱っこして夜の道を歩いていたことを覚えているかと母が私に聞きました。私もなんとなく覚えていて、「何で夜に歩いていたの」と聞くと、母は祖母の家に向って歩いていたようで、その時は食べるものも無かったので祖母に無心しに行ったけれど祖母も息子が破産した影響でお金が無く、しかたなくまた帰ってきた時の記憶だったのです。  たしか祖母は子供が8人くらいいたと思いますが、私の父の姉が母の面倒は見てあげるが、私の面倒までは見れないと言いました。食べられる程度は面倒は見るが、学校に通うお金は出せないということでした。父は働かず、しょうがないので母は私を祖母に預け、母が一生懸命働いて私の面倒を見てくれました。ですが、何をやってもうまくいかずストレスが溜まっていたようです。死にたいくらいだったそうです。  私は、どうしてその時自殺しなかったのと母に聞くと、母は私が死んだら子供たちがどうなるのかと思ったら死ねなかったと言いました。私は、私を必要としてくれる人がこんなにも近くにいてくれるじゃないかと思い、それ以来、私の鬱状態は回復していきました。何故、自殺しなかったかといえば、私が死んだら母はどうなるかなと思ったからだと思います。お互いを必要とするということは、こういうことなんだなと感じました。  私と母との絆は、どの親子にも負けないと思っています。母として、私の理解者として、本当に完璧だなと思います。  いずれにしても、母も祖母も本当に愛しています。ありがとうございました。

○閉会挨拶 会長エレクト 大石 清司 会員

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